ティアック StorNext

ティアックはStorNextの販売、サポートを行っています。

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ソリューション

01. 高速ファイル共有システム

最も小規模な利用形態です。

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StorNextを構成した最小構成について上に示します。 この構成では2台のクライアントから同時に同一ファイルシステムにローカルアクセスできるメリットがあります。 クライアント数が多いほどStorNextの導入効果が高いシステムになります。 ストレージとファイバチャネル・スイッチで十分な帯域を持っていれば、すべてのクライアントが高速にStorNextファイルシステムにアクセスできます。これはNASに対する大きな優位点です。

このシステムの問題点はメタデータコントローラ(MDC)が1台のみであるため、障害が発生した場合、すべてのクライアントでStorNextファイルシステムが利用できなくなることです。耐障害性を高めるため、MDCを2重化したHigh Availability(HA)構成をとることができます。

また図では最小構成のためネットワークは1系統のみです。この場合メタデータ情報と一般の通信が混在します。パフォーマンスを高めるためにはメタデータ用ネットワークは別に用意します。

 

02. HA構成システム

メタデータコントローラを2重化した構成です。

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これは標準的なSNFS構成と言えます。改良点はメタデータコントローラ(MDC)がHA構成になったこととメタデータネットワークが専用ネットワークになったことです。これによって耐障害性、安定性が向上します。

HA構成の場合はMDCはアクティブMDCとスタンバイMDCの構成で稼働します。アクティブ-アクティブにはなりません。アクティブMDCに障害が発生したら自動的にスタンバイMDCがアクティブに昇格して処理を継続します。フェールオーバー中はI/Oが若干待たされるだけなので業務を継続できます。

 

03. アーカイブシステム

データを保存するためにテープライブラリ装置を追加した構成です。

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データを補完するためにテープライブラリ装置を追加した構成です。これはStorNextのStorageManager機能を使用します。StorageManager機能を使用するためにはMDCのOSはLinuxである必要があります。 WindowsプラットフォームのMDCでは実現できないことにご注意ください。

テープ装置は透過的に使用されるため、ユーザ側でテープ装置を意識する必要はありません。またデータバックアップに関して大きな運用負荷はありません。テープライブラリ装置の容量だけデータを保管できるので、ディスク装置の容量以上のデータを保存できます。

このシステム構築にあたってはアーカイブとバックアップの違いについてよくご検討をお願いします。上記はアーカイブシステムです。

 

04. レプリケーションシステム

ソースシステムのファイルシステムを丸ごとターゲットシステムにコピーします。1対多、または多対1の構成が可能です。レプリケーションはネットワーク経由でのデータ転送となります。

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05. DLC構成

DLC(Distributed LAN Client)はネットワーク経由のStorNextシステムです。構成は安価に組めますが速度ではFCストレージよりも劣ります。

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クライアント(DLC)群はネットワーク経由での接続となります。DLCはファイルへの初期アクセス時はMDCに問い合わせて、その後はLANサーバからデータを取得します。LANサーバは複数台の構成にすることで負荷分散と冗長性を実現します。 パフォーマンスを考慮した場合、DLCの台数が多い場合はそれに応じてLANサーバの台数も増やします。

DLC構成では専用プロトコルの採用によって、NFSやCIFSよりも高速な通信が可能です。またクライアントからサーバまで同一製品を使用することは保守上も利点があります(細かい切り分けが不要)。

 

 

 

06. アプライアンス構成

StorNextアプライアンスはメーカーによってハード・ソフトが最適にチューニングされており、最初から安心して利用することができます。 これは稼働実績の無いハード、ソフトの組み合わせに対する大きなアドバンテージです。 またサポートは一括してメーカが実施しますので障害対応はワンストップで行われます。

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図ではメタデータネットワーク用スイッチは省略していますが、StorNextが動作している全マシンはメタデータネットワークに接続する必要があります。 なお、必ずしもすべてのアプライアンス製品を使用する必要は無く、必要なアプライアンス製品のみを選択することも可能です。

2015年4月時点で販売されているStorNextアプライアンスには次のものがあります。

メタデータ・アプライアンス:  HA構成の2台のメタデータ・コントローラとメタデータ用ストレージのセットです。StorNext5が導入済みで、SANクライアント・ライセンス10台分が付属します。

  • M440    標準的システム向けです。
  • M660XL  より大規模システム向けです。多くの機能に対応します。
  • M445SSD SSDストレージ採用でより高速な応答を実現します。

ゲートウェイアプライアンス: ネットワーク経由でStorNextクライアントを利用する場合に必要になります。 適切なコストと速度のバランスを実現します。

  • G300シリーズ  1Gbpsモデルと10Gbpsモデルがあります。

ストレージ・アプライアンス: StorNext5でCertifyされたストレージです。StorNextシステムのプライマリ・ストレージに最適です。

  • QXS-1200ストレージ  エントリーモデルで24TBから576TBまでカバーします。
  • QXS-2400ストレージ  高速、低遅延の10K SASドライブを採用しています。
  • QXS-5600ストレージ  最大1.3PBを提供する大容量モデルです。

アーカイブ・アプライアンス: StorNextのStorageManager機能と合わせて、データをアーカイブ保存するために利用します。

  • AEL500アーカイブ
  • AEL6000アーカイブ

この他に ユーザストレージを組み合わせたStorNext Pro Solution製品もラインアップされています。

 

07. HSM構成

※本ページの内容はすでにXcellisワークフローストレージによって更に先進的な内容で実現されています(2016/2 ページ更新検討中)。

StorNextはSAN環境における高速ディスク共有以外にも利用できます。ここではHSM(Hierarchical Storage Management )階層ディスク管理環境におけるStorNextの使用について4枚の図面で説明します。

StorNext HSM01

StorNext HSM01

StorNextは各ストレージ要素をつないで自然なデータフローを実現します。

StorNext HSM02

StorNext HSM02

  • LTO6テープドライブは(2.5:1圧縮時)6.25TB/カートリッジの容量を持ち、転送速度は400MB/s となります。これはハードディスク単体の性能をはるかに越えています。
  • クラウドストレージはStorNextのアーカイブストレージとして使用できる可能性を秘めています。 使用実績はありませんが、セキュリティを確保したプライベートクラウドストレージを用意できれば実現可能でしょう。
  • NASもStorNextのアーカイブ装置として使用できることに注目してください。 テープライブラリだけがアーカイブ装置ではありません。

下記はStorNextによるHSM構成の例で大量のデータ保管に適しています。 ユーザはプライマリディスク(高速ストレージ)へデータを投入します。 StorNextはポリシーにより5分後にファイルを自動的にアーカイブディスク(長期保管場所)へ保管します。またファイルは一定時間アクセスがなければStorNextのポリシーによって自動的により大容量のセカンダリディスクへ自動的に移動します。 これによってユーザはよく使用するファイルについては常に高速なディスクを快適に利用できます。使用頻度(価値)に応じてデータはコストに応じた場所に保存されます。 データの場所がStorNextのポリシーによって自動的に移動することがこのシステムのポイントです。

StorNext ベーシックHSM

StorNext ベーシックHSM

下記はより詳しく記述したものです。

StorNext HSM04

StorNext HSM04

①メタデータコントローラ: StorNextのサーバが動作してファイルシステムのメタデータを処理します。 ②StorNext SANクライアント:複数クライアントでローカルストレージの同一領域を使用できます。これはデータ活用時の強みです。 ③プライマリディスク:高速ディスク。データは最初ここに置かれます。 ④セカンダリディスク:大容量ディスク。速度よりもコストパフォーマンスの高いディスクを選択します。 ⑤StorNextファイルシステム:64bitのネイティブファイルシステムなので高速です。大規模、高速ファイルシステムを実現でき、本HSM構成のベースになります。 ⑥RAID装置:プライマリディスクとセカンダリディスクは別RAID装置でもOKです。 ⑦アーカイブディスク:ここではNASをアーカイブ1とします。ここでアーカイブ1と2があるのは2重化により安全性を高めるためです。 ⑧テープアーカイブ:ここではテープ装置をアーカイブ2とします。システムが致命的なダメージを受けてもアーカイブがあれば復旧可能であることに留意ください。

  • 上記の各要素は必要に応じて選択できます。たとえばアーカイブ装置はNASのみ、またはテープアーカイブのみでもOKです。またディスクもプライマリのみが可能です。 データ投入専用ならStorNextクライアントも必要ありません(メタデータコントローラがクライアントを兼用)。
  • HSM構成にすることで、データがその重要性に応じたコストの場所に置くことができます。これはデータをすべて均一なストレージ上に配置するよりも、コストパフォーマンス上優れています。
  • アーカイブは、データバックアップの代用になります。 データバックアップをきちんととっていない場合、障害時にデータ消失が発生し得ます。 本当にデータが重要であるなら、電源障害、ストレージ障害、あるいは自然災害によるサイト消失に備えてアーカイブやバックアップが必要です。
  • ここで示した構成は一般的ハードウェアでも実現できますし、StorNextのメーカであるQuantum社のアプライアンス製品でも実現できます。